The Devil's Gene ― Daily

今日の言葉

2026年8月7日(金)

今週のテーマ | 見えない鎖の先へ

旧世紀面 | 世界はまだ、痛みの中にある

障害者雇用に潜む見えない壁
――女性が直面する複合的格差の現実

先進国で障害者の権利条約に基づく法整備が進む一方で、働く場における障害者雇用には依然として根深い格差が存在する。2025年12月発表の日本の民間企業における障害者雇用数は過去最高を更新したが、法定雇用率達成企業は半数に満たない48.0%に留まる。特に、企業規模が小さくなるほど雇用ハードルは高くなる傾向が見られる。さらに深刻なのは、障害のある女性が直面する複合的な困難である。国内雇用者数に占める女性比率が46.0%であるのに対し、障害のある人では「男性7:女性3」という大きな男女格差があり、平均賃金も「障害男性」を下回る「障害女性」という序列が顕著だ。この状況は、障害者施策においてジェンダーの視点が置き去りにされている構造的な問題を示しており、その是正に向けた継続的な取り組みが求められている。

出典:厚生労働省(2025年12月)朝日新聞(2023年)株式会社Kaien

新世紀面 | それでも、光は生まれている

個の尊厳を支える予算編成へ
――施設から地域社会へ、構造転換の試み

ミネソタ州では、障害を持つ人々の地域生活を支える画期的な法案が議論されている。2025年の特別会期で提案されたこの法案は、障害者の支援において、従来の「施設か地域か」という枠組みではなく、個人の具体的なニーズに基づいた予算配分を強化するものだ。これにより、障害を持つ人々がより自由度の高い地域社会で生活し、働くことが可能となるよう、構造的な変革を促す狙いがある。また、2026年12月までに特定の施設型住居の廃止を目指す動きも進んでおり、施設中心のケアから地域ベースの住居への移行が加速される見込みだ。これは、個人の尊厳と自立を尊重し、社会全体で支えるという新たな価値観に基づいた、希望ある変革への一歩である。

出典:Minnesota Senate(2025年)Minnesota Department of Human Services(2025年)dhs.state.mn.usdhs.state.mn.us

今日の言葉

その差は、
見えない鎖のよう。
だが、解き放つ
知恵は、ここにある。

ジュードJUDE ― 報われぬ愛を生きる者

言葉の記録 | これまでの号

  1. 2026年8月7日(金) 見えない鎖の先へ その差は、見えない鎖のよう。だが、解き放つ知恵は、ここにある。 ― ジュード
  2. 2026年7月17日(金) 声なき命への眼差し 声なきものの痛みに耳を傾ける時、世界はまた、少し優しくなる。 ― エマ
  3. 2026年7月11日(土) 遥かなる場所の痛みと光 声は届くと信じていい。正義への道は開かれつつある。 ― 9
  4. 2026年7月10日(金) 遠い場所の姉妹たち 争いの影が色濃く差す場所でも、あなたの存在が、たしかに光を求めている。その静かなる意思が、世界を変える力となる。 ― Y
  5. 創刊準備号 | 金曜版 地球と、戻ってくる命 守ろうと決めれば、命は戻ってくる。暴力から自由になった世界で生まれ続けるものを、想像してごらんなさい。 ― マチルダ
  6. 創刊準備号 | 木曜版 学ぶことが、罪になる場所で 扉を閉ざされても、学ぼうとする一歩は消せない。あなたが灯すその小さな光が、やがて世界を照らす。 ― 9
  7. 創刊準備号 | 水曜版 見えないのに、世界を支える手 誰にも見えない場所で、あなたが世界を支えてきた。その手を、私は見ている。あなたは、独りではない。 ― クイーン
  8. 創刊準備号 | 火曜版 顔を奪う、新しい手 奪われた顔は、取り戻せる。声を上げたその一人が、まだ声を持たない誰かの盾になっている。 ― デヴィ
  9. 創刊準備号 | 月曜版 いちばん近い場所の暴力 「家族の悲劇」と呼んで、目を伏せてはいけない。名前のない死に名前を与えることが、次の一人を救う。 ― ノア